专利摘要:
本発明は、少なくとも1種の色素によって形成された少なくとも1つのマーク(16)を有する眼科インプラント、特に眼内レンズに関する。前記色素は、人間にとって可視の光スペクトル外の放出最大値を有する蛍光色素または人間にとって可視の光スペクトル外の吸収最大値を有する吸収色素であり、それぞれ視覚的スペクトル領域における眼科インプラント(10)の光放出に著しい影響を及ぼすことのない色素である。さらに本発明は、本発明に係る眼科インプラント(10)を特定および/または特定するための顕微鏡システムおよび光学的検証方法に関する。
公开号:JP2011516134A
申请号:JP2011502340
申请日:2009-03-24
公开日:2011-05-26
发明作者:ヴィーヒマン マーチン;ゲルラッハ マリオ
申请人:カール ツァイス メディテック アクチエンゲゼルシャフトCarl Zeiss Meditec AG;
IPC主号:A61F2-16
专利说明:

[0001] 本発明は、少なくとも1種の色素によって形成された少なくとも1つのマークを有する眼科インプラント、特に眼内レンズに関する。本発明は、さらに眼科インプラント、特に眼内レンズの状態および位置を検出し、および/または特定するための顕微鏡システムおよび光学的検証方法に関する。]
背景技術

[0002] 眼科インプラントを埋め込む場合、特に人間の眼に眼内レンズを挿入する場合には、インプラントを認識可能な状態で表示することができるように特定の照明条件が不可欠である。このことは、眼内レンズが通常は透過性の高い光学素子であり、眼内レンズ、および眼内レンズが挿入される眼の領域は、一般にほぼ同じ屈折率を有していることに基づく。このような眼科インプラントの状態および位置をある程度決定することができるためには、インプラントと、インプラントを包囲する眼の領域との間に十分に大きいコントラストが適宜な照明方法によって外科手術領域で獲得される。]
[0003] このために、例えば白内障手術では、いわゆる「赤色反射」が用いられる。この場合、患者の眼の水晶体残部を高いコントラストで顕微鏡により表示し、見ることができる。しかしながら、このような照明では、比較的高いコストでしか実施することができないことが欠点である。患者の眼の内部における眼内レンズの状態および位置を示すための別の可能性が、米国特許出願第2004/0068317号公報に記載されている。ここでは、エッジの固定手段、いわゆる「触覚部」が永久に可視的なマークによって着色された眼内レンズが開示されている。]
[0004] 欧州特許出願公開第0402825号明細書により、マークを有する別の眼内レンズが既知であり、マークは蛍光色素から形成されており、色素は、人間にとって可視の光スペクトルで蛍光する。]
[0005] しかしながら、マークを有する既知の眼内レンズでは、一方では継続的に可視のマークの場合、患者の有効な瞳孔開放、特に可視スペクトル領域におけるインプラントの光透過が著しく制限されていることが欠点である。付加的に、眼瞳孔近傍における透過性変更は、回折効果により不都合な光現象(例えばエッジにおける位相擾乱)が生じる場合がある。人間にとって可視の光スペクトルで蛍光する色素を使用した場合、例えば日光照射時に色素が励起され、これに対応して蛍光することが欠点である。これにより、インプラントまたはレンズ装着者の視覚的感度が著しく損なわれる。なぜなら、蛍光により、視覚的スペクトル領域におけるインプラントまたは眼内レンズの透過性が著しく損なわれるからである。さらに、付加的な拡散光(蛍光)が周辺光に重なり、これにより、コントラストが著しく低下することにより視覚的な感度が劣悪化する。]
先行技術

[0006] 米国特許出願第2004/0068317号公報
欧州特許出願公開第0402825号明細書]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明の課題は、冒頭で述べた形式の眼科インプラントにおいて、眼科インプラントの状態および位置を確実に検出することができ、および/またはインプラント装着者の視覚的感度が損なわれることなしに眼科インプラントの特定が可能となる眼科インプラントを提案することである。]
[0008] さらに本発明の課題は、眼科インプラントの状態および位置の信頼性良い確実な検出および/または眼科インプラントの信頼性良い確実な特定を確保する眼科インプラント、特に眼内レンズの状態および位置を検出し、および/または眼科インプラント、特に眼内レンズを特定するための顕微鏡システムおよび光学的検証方法を提案することである。]
課題を解決するための手段

[0009] 本発明の課題は、請求項1に記載の眼科インプラント、眼科インプラントを検出および特定するための顕微鏡システムおよび光学的検証方法により解決される。]
[0010] 本発明の有利な構成が、それぞれの従属請求項に記載されている。]
[0011] さらに、本発明による眼科インプラントの有利な改良形態は、眼科インプラントを検出および特定するための顕微鏡システムおよび顕微鏡方法の有利な実施形態とみなすことができる。]
[0012] 本発明による眼科インプラント、特に眼内レンズは、少なくとも1つの色素によって形成されたマークを備え、色素は、人間にとって可視の光スペクトル外の放出最大値を有する蛍光色素または人間にとって可視の光スペクトル外の吸収最大値を有する吸収色素であり、それぞれ380nm〜780nmの視覚的スペクトル領域または450nm〜750nmの視覚的スペクトル領域の部分領域でインプラントの光放出に著しい影響を及ぼすことはない。]
[0013] これにより、眼科インプラントに永続的なマークを配置することが可能となる。一方では視覚的なスペクトル領域でインプラントの光放出に影響を及ぼさず、他方では人間にとって可視の光スペクトル外で蛍光または吸収し、これにより、インプラントを対応して照明した場合に、マークに基づきインプラントの状態および位置の信頼性良い確実な検出およびインプラントの特定が、インプラント装着者の視覚的な感度に影響を及ぼすか、またはこれを損なうことなしに可能である。さらに、例えば、非対称的な形状、図形、文字、数字またはテキストなど適宜なマークによりインプラントの前面および後面を間違いなく決定することが可能である。]
[0014] さらに、有利には白色光または適宜なスペクトル領域の光を有する適宜な色素でインプラントまたは含まれるマークを照射し、これにより、人間にとって可視の光スペクトル外の色素またはマークが蛍光または吸収されることが可能である。コスト高な照明手段は不可欠ではない。しかしながら、あらかじめ規定された波長領域の励起光をマークの色素のために使用することも可能である。]
[0015] 本発明によるインプラントの有利な構成では、蛍光色素は、シアニン、メロシアニン、フタロシアニン、ローダミン、ポルフィリン、クロロフィル、トリアリルメタン、キサンテン、オキサジン、チアジン、サフラニン、複素環ピリリウム、チアピリリウム塩、ペリレン、テリレン、クアテリレン、クアテルネル(quaterneles)、アゾ染料、金属錯体またはキノンから選択される。さらに、光吸収色素を紫外線吸収材とすることも可能である。しかしながら、光吸収色素ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、サルチル酸エステル、レゾルシンモノベンゾエート、シュウ酸アニリド、桂皮酸エステル誘導体、p-ヒドロキシ安息香酸を含む構造的分類のうちいずれかの紫外線吸収材および/またはこれらの構造的分類のうちのいずれかの赤外線吸収材とすることも可能である。他の蛍光または吸収色素もマークを形成するために使用可能である。しかしながら、色素が人間にとって可視の光スペクトル外で蛍光または吸収することが重要である。さらに、色素は、インプラント装着者の視覚に著しい影響を及ぼすか、または極めて劣悪な光透過性につながる眼科インプラントの目に見える混濁または着色をもたらしてはならない。有利には、さらに色素は生体適合性を有し、周辺媒体、温度およびUV/VIS/IR領域における光作用によって規定された人間の眼の周辺環境に対して安定的である。さらに、色素は、例えば眼の房水による洗浄に対して耐性がなくてはならない。色素マークは、例えば透明な薄膜またはコーティングによって、インプラントを包囲する領域に対してシールまたは遮蔽されていてもよい。]
[0016] 眼科インプラントを製造するために疎水性および親水性のアクリレート材料を使用した場合、色素はこれらの材料に組込可能または付着可能である必要がある。この場合、特にインプラントに結合された状態で色素またはマークによって上記色素基準を満たす必要がある。上記色素基準は、特にインプラントに結合された状態で色素またはマークによって満たされる必要がある。適宜な色素は、赤外線スペクトル領域で蛍光する適宜な色素は、例えば820nm〜1100nmの蛍光波長を備える。この場合、励起波長は、750nm〜850nmである。例えば、このような蛍光色素にはインドシアニングリーンが挙げられ、その蛍光波長は、835nmの放出最大値で805nm〜950nmである。赤外線領域で蛍光する他の適宜な色素は、NIR1、NIR820、SNIR2およびSINR4の物質名で既知である。]
[0017] 眼科インプラントは多くの使用分野では疎水性または親水性のアクリレート材料からなるので、本発明によるインプラントで使用可能な色素は、これらアクリレート材料に組込可能または付着可能である。特に材料ポリメチル-メタクリレート(PMMA)は、眼科インプラント、特に眼内レンズに適していることが証明された。しかしながら、インプラントは、少なくとも1種の親水性モノマー(例えばHEMA)および少なくとも1種の疎水性モノマー、例えばEOEMAまたはMMAなどのアルコキシアルキルーメタクリレートー・モノマーからなる柔軟な親水性重合体からなっていてもよい。他の(メタ)アクリレート・モノマーとの組み合わせおよびHEMAとコラーゲンと化合物の組み合わせも可能である。]
[0018] しかしながら、インプラントは、異なるガラス遷移温度を有する少なくとも2種の疎水性モノマー成分、例えばフェニルアクリレートおよびフェニルメタクリレートからからなる柔軟な疎水性の重合体から構成してもよい。]
[0019] さらにインプラント材料としてはシリコーンを使用してもよい。]
[0020] 本発明による眼科インプラントにより、例えば眼内レンズの状態および位置を適宜な顕微鏡システムによって外科的侵襲の間または後に確実に、信頼性よく表し、決定すること
が可能である。さらに、インプラントを特定するための信頼性良い特定方法が生じる。なぜなら、状態および位置データの他に、製造に特有のインプラントのデータ、例えば光学データまたは製造日を表示し、検出することができるからである。]
[0021] さらに、本発明によるインプラントの別の有利な構成では、少なくとも1つのマークが眼科インプラントの固定素子および/またはレンズ体および/またはレンズ体のエッジに形成されている。この場合、マークは幾何学形状、特に点、ダッシュ、十字、円、半円、楕円、正方形、長方形、多角形またはこれら幾何学形状の組み合わせから構成されていてもよい。他の幾何学形状も可能である。さらに、マークは、インプラント特有のデータを記憶および表示するための文字および/または数字および/またはバーコードからなっていてもよい。]
[0022] さらに、少なくとも1つのマークが眼科インプラントの少なくとも1つの固定素子および/またはレンズ体を面全体でまたは面部分でマークすることが可能である。本発明によるインプラントの別の有利な構成は、異なる色素によって形成した少なくとも2つのマークを備えていることである。異なった色素の使用により、眼内におけるインプラントの特に簡単で素早く状態および位置を決定することが可能である。1つ以上の幾何学パターンに複数のマークを配置することによって、眼内におけるインプラントの状態および位置の検出が容易になる。]
[0023] 本発明によるインプラントの別の有利な構成では、マークは、眼科インプラントの製造中および/または完成後に形成される。この場合、マークを形成する色素は、眼科インプラントのレンズ材料の重合化または加硫の前および/または後に眼科インプラントのレンズ材料に挿入されるか、および/またはレンズ材料の重合化または加硫後に眼科インプラントの表面に施される。しかしながら、インプラントのレンズ材料の重合化または加硫後に、マークを形成するための色素をインプラント体の内部に注入することも可能である。]
[0024] マークを眼科インプラントの表面に施した場合、1つまたは複数のマークを配置した少なくともインプラントの表面領域に保護薄膜または保護層が重ねられる。このような保護薄膜構成により、眼の房水による色素またはマークが洗浄される可能性が信頼性良く防止される。本発明による眼科インプラントが疎水性または親水性のアクリレート材料からなる場合、例えば、通常は光学系を備えるインプラントの中央領域を透明な、すなわち、高い光透過性を有するアクリレート材料により構成することも可能である。この領域にマークを形成する色素を含むアクリレート材料が注入される。]
[0025] 眼科インプラントの表面にマークが施される場合、1つまたは複数のマークが配置されるインプラントの表面領域を保護薄膜または保護層で覆うことが可能である。このような保護薄膜の構成により、眼の房水により色素またはマークが洗浄される可能性が信頼性良く防止される。本発明による眼科インプラントが疎水性または親水性のアクリレート材料からなる場合、例えば、インプラント、特に眼内レンズにおける通常は光学系を備える中央領域を透過性材料、すなわち、高い光透過性を有するアクリレート材料により構成することが可能である。この領域にはマークを形成する色素を含むアクリレート材料が注入される。しかしながら、インプラントの固定素子、すなわち、触覚部のみが1つまたは複数のマークを備えることも可能である。この場合、固定手段は、色素、ひいてはマークを備える材料から構成し、レンズ体にあとから固定してもよい。]
[0026] さらに、マークを例えばエンボス加工または印刷によってインプラントに配置することも可能である。プラスチックからなる本発明によるインプラントを使用することができる他の方法は、例えば、多色/多成分射出成形法、バック・インジェクション・モールディング/インターレイヤー・モールディング、いわゆる「インモールド加飾法」またはラベリング法、同時/多層押出、ラミネート、プラズマ法、例えば化学蒸着法(CVD)である。]
[0027] 本発明によるインプラントの他の有利な構成では、少なくとも1つのマークが薄膜に施され、薄膜は眼科インプラントに挿入するか、または眼科インプラントの表面に設けることができる。薄膜の使用により、マークを比較的容易に印刷方法で形成することができる。薄膜をインプラントに設ける場合、通常は接着結合により行われる。]
[0028] 上記のような眼科インプラント、特に眼内レンズの状態および位置を検出し、および/または上記のような眼科インプラントを特定するための本発明による顕微鏡システムは、顕微鏡光学系を有する顕微鏡、眼内に配置された眼科インプラントの少なくとも1つのマークを照明し、励起するための照明系、人間にとって可視の光スペクトル外で放出された蛍光性または吸収性のマークを撮影するための少なくとも1つのカメラ、およびカメラによって撮影されたマークの少なくとも1つの画像のための少なくとも1つの評価ユニットを備える。]
[0029] 本発明による顕微鏡システムは、眼科インプラントの状態および位置の信頼性良い確実な検出および眼科インプラントの信頼性良い確実な特定を可能にする。この場合、照明システムは少なくとも1つの光源を備え、光源は、白色光またはあらかじめ規定された波長領域でマークの色素のための励起光を照射する。照明の形式は、使用される色素の形式に従う。マークに適した色素は、既に詳細に上述した。カメラによって撮影された画像データは、インプラントの状態および位置を決定し、インプラントを特定するための評価ユニットにおいて評価される。この場合、評価ユニットは、マークの撮影画像を顕微鏡の顕微鏡光学系に結合するための結合システムを備える。]
[0030] これにより、カメラによって撮影された画像データが、顕微鏡システムの使用者が観察するために、対象物領域、すなわち眼科インプラントの画像が重ねられる。インプラントを包囲する構造に重ねられる。このこともインプラントの正確な状態および位置を制御するための役割を果たす。]
[0031] さらに、評価ユニットは、マークによって伝達された情報データおよび眼科インプラントの特定データを特定するための少なくとも1つの特定システムを備える。このようにして検出されたデータは、再び結合システムを介して顕微鏡の顕微鏡光学系に光学的に混合することができ、これにより、使用者はデータを観察することができる。]
[0032] さらに、検出した情報データおよび特定データを例えばスクリーンまたはプリンターなどの別個の表示装置に伝達することも可能である。本発明による顕微鏡システムの別の有利な構成では、評価手段は、マークおよび眼科インプラントの移動および/または状態変化および位置変化を検出するための少なくとも1つの自動追尾システムを備える。評価手段は、さらに少なくとも1つのオートフォーカス系を備え、眼科インプラントへの顕微鏡光学系の焦点合わせは、カメラによって撮影したマークの画像および画像の評価によって行われる。]
[0033] 本発明による顕微鏡システムの別の有利な構成では、照明系はギャップ照明系として構成されている。このようなギャップ照明系により、外科的侵襲後に眼科インプラントの位置を良好に制御することができる。したがって、制御時に、例えば適宜な点眼液を使用して瞳孔を人工的に拡大する必要はなく、したがって、インプラントの固定素子はいずれにせよ不可視となる。]
[0034] 上記のような眼科インプラント、特に眼内レンズの状態および位置を検出し、および/または上記のような眼科インプラントを特定するための本発明による光学的検証方法は、(a)白色光またはあらかじめ規定されたスペクトル領域でインプラントのマークの色素のための励起光を照射する照明系の少なくとも1つの光源によって眼科インプラントを照明するステップと、(b)人間にとって可視の光スペクトル外で放出する蛍光性または吸収性のマークをカメラによって撮影するステップと、(c)カメラによって撮影したマークの少なくとも1つの画像を少なくとも1つの評価ユニットによって評価するステップとを含む。]
[0035] 本発明による検証法により、眼科インプラントの状態および位置の信頼性良い確実な検出および/または眼科インプラントの信頼性良い確実な特定が確保される。さらに、本方法の使用により、インプラント装着者の視覚的な感度が損なわれることはない。なぜなら、白色光またはあらかじめ規定された波長領域で照射されるマークは、人間にとって可視の光スペクトル外で放出または吸収するからである。]
[0036] 本発明による検証法の別の有利な構成では、方法ステップ(c)による評価は、撮影したマークの画像を顕微鏡の顕微鏡光学系に結合することを含む。これにより、カメラによって撮影されたマークの画像と、対象物領域、すなわち、観察したインプラントの画像およびインプラントの周辺の画像を重ねた画像を観察者に提供することが可能である。しかしながら、方法ステップ(c)による評価は、マークによって伝達された眼科インプラントの特定データを特定することおよび/またはインプラントに関する情報データ、例えば眼内におけるインプラントの正確な位置決めを表示することを含む。]
[0037] この場合、特定データは、光学データまたはインプラントの材料もしくは製造に関するデータを含んでいてもよい。さらに、方法ステップ(c)による評価は、マークおよび眼科インプラントの移動および/または状態変化および位置変化を検出することを含む。さらに、方法ステップ(c)による評価は、カメラによって撮影されたマークの画像によって眼科インプラントに顕微鏡光学系を焦点合わせすることを含む。]
[0038] 本発明の実施の形態を概略的な図面に基づき説明する。]
図面の簡単な説明

[0039] 本発明による眼科インプラントの第1実施形態を示す概略図である。
本発明による眼科インプラントの第2実施形態を示す概略図である。
本発明による眼科インプラントの第3実施形態を示す概略図である。
本発明による眼科インプラントの第4実施形態を示す概略図である。
本発明による眼科インプラントの第5実施形態を示す概略図である。
本発明による眼科インプラントの第6実施形態を示す概略図である。
本発明による眼科インプラントの第7実施形態を示す概略図である。
本発明による眼科インプラントの第8実施形態を示す概略図である。
本発明による眼科インプラントの第9実施形態を示す概略図である。
本発明による顕微鏡システムを示す概略図である。]
実施例

[0040] 図面において同じ素子または機能が同じ素子には同じ符号を付す。]
[0041] 図1には、眼科インプラントの第1実施形態、すなわち、眼内レンズ10の第1実施形態が概略図で示されている。眼内レンズ10は、光学手段として構成されているか、または対応した光学手段(図示しない)を備えるレンズ体12からなっている。レンズ体12のエッジ20には固定手段14、いわゆる「触覚部」が構成されている。通常、レンズ体12は固定素子14のように疎水性または親水性のアクリレート類からなっている。特にレンズ体12および固定素子14はポリメチル・メタクリレート(PMMA)または、親水性モノマーと、アルコキシアクリル・メタクリレート・モノマーとからなる柔軟な共重合体からなっている。レンズ体12は、使用される材料が、約280nm〜約780nmの視覚的スペクトル領域でインプラントもしくは眼内レンズ10の光透過性に著しい影響を及ぼさないように構成されている。インプラントもしくは眼内レンズ10のこのような構成は、図2〜図9に示した実施形態でも使用される。しかしながら、使用される材料は、約450nm〜約750nmの視覚的スペクトル領域の部分領域のみにおいてインプラントもしくは眼内レンズ10の光透過性に著しい影響を及ぼさないように構成されている。したがって、インプラントもしくは眼内レンズ10は、UV保護部としての役割を果たす薄い黄色部分を備え、UV保護部の吸収端は約400nm〜450nmである。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
[0042] さらに、図示の第1実施例ではそれぞれの固定素子14にマーク16が形成されていることがわかる。これらのマーク16は対応した固定素子14にそれぞれ面全体で配置されている。マークは、人間の可視光スペクトル外の、通常は380nm〜780nmの放出最大値を有する蛍光色素から形成されている。しかしながら、マーク16を形成するために、人間の可視光スペクトル外の吸収最大値を有する吸収色素を用いることも可能である。図1および図2〜図9にも示した眼内レンズ10の実施例では、蛍光色素インドシアニングリーンが使用され、放出最大値が835nmである場合、その励起波長は700nm〜800nmであり、その蛍光波長は805nm〜950nmである。インドシアニングリーンは、これまでこの色素によって濃縮される組織を検査するために用いられている。この場合、蛍光色素が濃縮された組織領域を特定することができる。有利には、インドシアニングリーンは、極めてわずかな毒性しか有していない。人体では肝臓および胆管を介して析出され、腸粘膜によって吸収されない。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
[0043] 図1に示した固定素子14にマーク16を面全体で構成することの他に、マーク16を面部分で固定素子14に構成することも可能である(図示しない)。これにより、眼にインプラント10を位置決めする間に固定素子14の位置を明確に認識することができる。] 図1
[0044] 図2は、第2実施形態による眼科インプラント10、すなわち、眼内レンズ10の概略図を示す。レンズ体12のエッジ20にはリング状のマーク16が設けられている。眼内レンズ10は、ここでも2つの固定素子14を備えているが、この実施例では、マークを備えていない。] 図2
[0045] 図3は、第3実施形態による眼科インプラント10、すなわち、眼内レンズ10の概略図を示す。この実施例では、レンズ体12には面全体にマーク16が設けられている。レンズ体12に面部分にのみマーク16を設けることも可能である(図示しない)。面部分における構成により、他の位置または状態表示を使用することができる。] 図3
[0046] 図4は、第4実施形態による眼科インプラント10、すなわち、眼内レンズ10の概略図を示す。レンズ体12は十字のマーク16を備えていることがわかる。このように形成されたマーク16は、対応した装置によりオートフォーカス、動作追跡または一般に非対称的に形成された眼内レンズの配向を表示し、実施すべき場合には特に有利である。] 図4
[0047] 図5は、第5実施形態による眼科インプラント10、すなわち、眼内レンズ10の概略図を示す。レンズ体12に2つの同心的なリング状のマーク16が形成されていることがわかる。この場合、外側のマーク16はレンズ体12のエッジ20を包囲し、内側のマーク16はレンズ体12の中央部18を包囲している。マーク16のこのような構成も、眼内レンズの可能な動きまたは位置や状態を正確に決定するオートフォーカス系または追尾システムに極めて良く適している。レンズ体12には、ここでも2つの固定素子14が配置されている。] 図5
[0048] 図6は、第6実施形態による眼科インプラント10、すなわち、眼内レンズ10の概略図を示す。レンズ12の中央部には点状のマーク16が形成されている。さらにレンズ体12にはここでも2つの固定素子14が形成されている。] 図6
[0049] 図7は、第7実施形態による眼科インプラント10、すなわち、眼内レンズ10の概略図を示す。眼内レンズ10は、複数、すなわち3つのマーク16を備え、マーク16は幾何学的なパターンとして配置されている。レンズ体12には、ここでも2つの固定素子14が形成されている。複数のマーク16の幾何学的な配置もオートフォーカス系または追尾システムで使用するために極めて良く適している。] 図7
[0050] 図8は、第8実施形態による眼科インプラント10、すなわち、眼内レンズ10の概略図を示す。マーク16は、文字と数字とからなる英数字順序により構成されている。このようなマーク16は、眼内レンズ10を特定するための役割を果たし、特に眼内レンズ10の光学特性、眼内レンズの製造日または眼内レンズの材料組成に関する情報を表示することができる。さらに、インプラントに関する情報データ、例えば眼内の正確な位置決めを表示することができる。この場合、特にこれらの情報データは、対象物またはインプラント10の可能な動きとは無関係に、対象物に関する実際の画像に重ねられる(「拡張現実」)。ここでもレンズ体12に2つの固定素子14が形成されていることがわかる。] 図8
[0051] 図9は、マーク16を備える眼科インプラントすなわち眼内レンズ10の概略図であり、マーク16は、ここでも眼内レンズ10に関する情報を含んでいてもよい、いわゆる「バーコード」からなる。バーコードは、適宜な走査装置によって読み取られ、これにより、マーク16に記述された情報を使用することができる。この場合、情報は、例えば表示装置またはプリンタで再現され、そこに出力される。] 図9
[0052] 図1から図9に示した実施例の他に眼科インプラント10もしくは眼内レンズ10の他の多数の実施形態が可能である。このことは、特にあらゆる幾何学形状を取ることができるマーク16の構成についていえる。さらに眼科インプラント10は、異なる色素によって形成された少なくとも2つのマーク16を備えていることも可能である。さらに、マーク14の形成に使用する色素は生体適合性を有し、特に毒性を有さないことが望ましい。最後に、眼科インプラントの全ての上記実施形態および他の実施形態において、マーク16は眼科インプラント10の製造中および/または完成後に形成することができる。この場合、例えば、マーク16を形成する色素は、インプラント10のレンズ材料の重合または加硫の前および/または後にインプラント10に注入することができる。しかしながら、レンズ材料の重合または加硫後にようやく色素を眼科インプラント10の表面に施すか、または眼科インプラント10に注入することも可能である。このためにはあらゆる方法を使用することができる。例えば、プラスチックからなるインプラント10では、多色/多成分射出成形法、バック・インジェクション・モールディング/インターレイヤー・モールディング、いわゆる「インモールド加飾法」またはラベリング法、多層押出、ラミネート、印刷、エンボスおよびプラズマ法、例えば化学蒸着法(CVD)などが例として挙げられる。マーク16が薄膜に取り付けられており、薄膜を眼科インプラント10に挿入するか、または眼科インプラント10の表面に取り付けられることも可能である。さらに、インプラント10の表面に配置したマーク16に、保護薄膜または保護層を被せることも可能である。保護薄膜および層は、特に、例えば眼の房水による流出を防止するための役割を果たす。] 図1 図9
[0053] 図10は、図1〜図9に示した実施例に記載したような眼科インプラント10、特に眼内レンズ10の状態および位置を検出し、および/または特定するための顕微鏡システム22の概略図を示す。この顕微鏡システム22は、顕微鏡光学系を有する顕微鏡24と、検査対象物、特に眼32の内部に配置したインプラント10における1つ以上の色素からなるマーク16を照明するための照明系26とを備える。さらに顕微鏡システム22は、人間にとって可視の光スペクトル外で放出される蛍光性または吸収性のマーク16を撮影するためのカメラ28と、カメラ28によって撮影された単数または複数のマーク16の少なくとも1つの画像のための評価ユニット44とを備える。図示の実施例では、マーク16はここでも近赤外線領域で蛍光性の色素、すなわち、色素インドシアニングリーンからなる。図10から明らかなように、照明系26は、所定の波長の光および白色光がビームスプリッター34を介して眼内レンズ10を有する眼32に照射される。眼内レンズ10もしくはマーク16によって放出された光線は、再びビームスプリッター34および第2ビームスプリッター36を介して部分光路50を通ってカメラ28に伝達される。別の部分光路46によって、眼32もしくは眼内レンズ10から撮影された画像は顕微鏡光学系を有する顕微鏡24を介して観察者の眼42に提供される。このために、ビームスプリッター34は部分透過ミラーとして構成されている。カメラ28によって撮影された画像は、画像データとしてデータライン48を介して評価ユニット44に伝達される。評価ユニット44は、マーク16の撮影画像を顕微鏡24の顕微鏡光学系に結合するための結合システム30を備える。結合システム30は、カメラ28によって撮影され、評価ユニット44によって評価された画像を観察者の眼42に伝達する部分透過ミラーとして構成されたビームスプリッターもしくは偏向ミラー40を備える。これにより、カメラ28によって撮影されたマーク16の画像と、対象物領域、すなわち、観察したインプラント10の画像、およびインプラント10周囲の画像からなる重ね合わせた画像を観察者に提供することが可能となる。さらに、評価ユニット44は、マーク16およびインプラント10の移動および/または状態変化および位置変化を認識するための自動追尾システムを備えている。さらに、評価ユニットはオートフォーカス系を備え、カメラ28によって撮影されたマーク16の画像および画像の評価によってインプラント10への顕微鏡光学系の焦点合わせが行われる。] 図1 図10 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
[0054] 照明システム26は光源を備え、所定の波長領域でマーク16の色素のために光源は、白色光または励起光を照射する。光源として、例えばハロゲンランプ、レーザ光源を使用することができる。さらに、照明系26をギャップ照射系(図示しない)として構成することも可能である。]
[0055] 顕微鏡システム22および図1〜図9に示した実施例に記載の眼内レンズ10は、インプラント、すなわち眼内レンズ10により眼の天然水晶体に代替するという目的を有する外科手術法で使用することができる。特に、眼の対応した領域、特に眼の後房または前房に眼内レンズ10を挿入する際に既に眼内レンズ10の状態および位置制御を行うことができる。これにより、眼内における眼内レンズの安全で確実な位置決めが確保されている。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
权利要求:

請求項1
少なくとも1種の色素によって形成された少なくとも1つのマーク(16)を有する眼科インプラント、特に眼内レンズにおいて、前記色素が、人間にとって可視の光スペクトル外の放出最大値を有する蛍光色素または人間にとって可視の光スペクトル外の吸収最大値を有する吸収色素であり、それぞれ視覚的スペクトル領域におけるインプラント(10)の光放出に著しい影響を及ぼすことのない色素であることを特徴とする眼科インプラント。
請求項2
請求項1に記載の眼科インプラントにおいて、前記蛍光色素が、シアニン、メロシアニン、フタロシアニン、ローダミン、ポルフィリン、クロロフィル、トリアリルメタン、キサンテン、オキサジン、チアジン、サフラニン、複素環ピリリウム、チアピリリウム塩、ペリレン、テリレン、クアテリレン、クアテルネル、アゾ染料、金属錯体またはキノンから選択されることを特徴とするインプラント。
請求項3
請求項1に記載のインプラントにおいて、光吸収色素が、ベンゾフェノン、ベンゾトリアゾール、サルチル酸エステル、レゾルシンモノベンゾエート、シュウ酸アニリド、桂皮酸エステル誘導体、p-ヒドロキシ安息香酸を含む構造的分類のうちいずれかの紫外線吸収材および/またはこれら構造的分類のうちのいずれかの赤外線吸収材であることを特徴とするインプラント。
請求項4
請求項1から3までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記少なくとも1つのマーク(16)が、前記眼科インプラント(10)の固定素子(14)および/またはレンズ体(12)および/または該レンズ体(12)のエッジ(20)に形成されていることを特徴とするインプラント。
請求項5
請求項1から4までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記マーク(16)が、幾何学形状、特に点、ダッシュ、十字、円、半円、楕円、正方形、長方形、多角形またはこれら幾何学形状の組み合わせから構成されていることを特徴とするインプラント。
請求項6
請求項1から5までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記マーク(16)が、文字および/または数字および/またはバーコードからなっていることを特徴とするインプラント。
請求項7
請求項1から3までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記少なくとも1つのマークが、前記眼科インプラント(10)の少なくとも1つの固定素子(14)および/またはレンズ体(12)を面全体でまたは面部分でマークすることを特徴とするインプラント。
請求項8
請求項1から7までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記眼科インプラント(10)が、異なる色素によって形成された少なくとも2つの前記マーク(16)を備えていることを特徴とするインプラント。
請求項9
請求項1から8までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記眼科インプラント(10)が複数の前記マーク(16)を備え、該マーク(16)が、1つ以上の幾何学パターンで配置されていることを特徴とするインプラント。
請求項10
請求項1から9までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記色素が生体適合性を有することを特徴とするインプラント。
請求項11
請求項1から10までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記マーク(16)が、前記眼科インプラント(10)の製造中および/または完成後に形成されることを特徴とするインプラント。
請求項12
請求項11に記載のインプラントにおいて、前記マーク(16)を形成する色素が、前記眼科インプラント(10)のレンズ材料の重合化または加硫の前および/または後に前記眼科インプラント(10)のレンズ材料に挿入されるか、および/またはレンズ材料の重合化または加硫後に前記眼科インプラント(10)の表面に施されることを特徴とするインプラント。
請求項13
請求項1から11までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記マーク(16)が薄膜に施され、該薄膜が前記眼科インプラント(10)に挿入されるか、または前記眼科インプラント(10)の表面に施されることを特徴とするインプラント。
請求項14
請求項12または13に記載のインプラントにおいて、少なくとも1つの前記マーク(16)が配置された前記インプラント(10)の少なくとも表面領域に、保護薄膜または保護層が被せられていることを特徴とするインプラント。
請求項15
請求項12から14までのいずれか一項に記載のインプラントにおいて、前記マーク(16)が、エンボス加工または印刷によって前記インプラント(10)に形成されていることを特徴とするインプラント。
請求項16
請求項1から14までのいずれか一項に記載の眼科インプラント(10)、特に眼内レンズの状態および位置を検出し、および/または前記眼科インプラント(10)を特定するための顕微鏡システムにおいて、顕微鏡システム(22)が、顕微鏡光学系を有する顕微鏡(24)と、眼(32)の内部に配置された前記眼科インプラント(10)の1つ以上のマーク(16)を照明するための照明系(26)と、人間にとって可視の光スペクトル外で放出される蛍光性または吸収性のマーク(16)を撮影するためのカメラ(28)と、該カメラ(28)によって撮影された、前記マーク(16)の少なくとも1つの画像のための少なくとも1つの評価ユニット(44)とを備えることを特徴とする顕微鏡システム。
請求項17
請求項16に記載の顕微鏡システムにおいて、前記評価ユニット(44)が、前記マーク(16)の撮影画像を顕微鏡(24)の顕微鏡光学系に結合するための少なくとも1つの結合システム(30)を備えることを特徴とする顕微鏡システム。
請求項18
請求項16または17に記載の顕微鏡システムにおいて、前記評価ユニット(44)が、前記マーク(16)によって伝達された前記眼科インプラント(10)の特定データを特定するための少なくとも1つの特定システムを備えることを特徴とする顕微鏡システム。
請求項19
請求項16から18までのいずれか一項に記載の顕微鏡システムにおいて、前記マーク(16)および前記眼科インプラント(10)の移動および/または状態変化および位置変化を検出するための少なくとも1つの自動追尾システムを備えることを特徴とする顕微鏡システム。
請求項20
請求項16から19までのいずれか一項に記載の顕微鏡システムにおいて、前記照明系(26)が、ギャップ照明系として構成されていることを特徴とする顕微鏡光学系。
請求項21
請求項16から20までのいずれか一項に記載の顕微鏡システムにおいて、前記評価ユニット(44)が少なくとも1つのオートフォーカス系を備え、前記カメラ(28)によって撮影された前記マーク(16)の画像によって前記眼科インプラント(10)への顕微鏡光学系の焦点合わせが行われることを特徴とする顕微鏡システム。
請求項22
請求項16から21までのいずれか一項に記載の顕微鏡システムにおいて、前記照明系(26)が少なくとも1つの光源を備え、該光源が、白色光、またはあらかじめ規定された波長領域で前記マーク(16)の色素のための励起光を照射することを特徴とする顕微鏡システム。
請求項23
請求項1から14までのいずれか一項に記載の眼科インプラント(10)、特に眼内レンズの状態および位置を検出し、および/または前記インプラント(10)を特定するための光学的検証方法において、(a)白色光またはあらかじめ規定されたスペクトル領域でマーク(16)の色素のための励起光を照射する照明系(26)の少なくとも1つの光源によって前記眼科インプラント(10)を照明するステップと、(b)人間にとって可視の光スペクトル外で放出する蛍光性または吸収性の前記マーク(16)をカメラ(28)によって撮影するステップと、(c)前記カメラ(28)によって撮影された前記マーク(16)の少なくとも1つの画像を少なくとも1つの評価ユニット(44)によって評価するステップとを含むことを特徴とする光学検証方法。
請求項24
請求項23に記載の検証方法において、前記方法ステップ(c)による評価が、撮影された前記マーク(16)の画像を顕微鏡(24)の顕微鏡光学系に結合することを含むことを特徴とする検証方法。
請求項25
請求項23または24に記載の検証方法において、前記方法ステップ(c)による評価が、前記マーク(16)によって伝達された前記眼科インプラント(10)の特定データを特定することおよび/または前記インプラント(19)に関する情報データを表示することを含むことを特徴とする検証方法。
請求項26
請求項23から25までのいずれか一項に記載の検証方法において、前記方法ステップ(c)による評価が、前記マーク(16)および前記眼科インプラント(10)の移動および/または状態変化および位置変化を検出することを含むことを特徴とする検証方法。
請求項27
請求項23から26までのいずれか一項に記載の検証方法において、前記方法ステップ(c)による評価が、前記カメラ(28)によって撮影された前記マーク(16)の画像によって前記眼科インプラント(10)に顕微鏡光学系を焦点合わせすることを含むことを特徴とする検証方法。
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